多田農園通信2025年11号

多田農園通信2025年11月号
多田農園通信2025年11月号
ぶどうの収穫

今年のぶどうの収穫、仕込みが10月17日に終わりました。今年はこれまで以上に厳選したぶどうを仕込みました。収穫期は雨が多く作業の遅れが心配されましたが、多くのボランティアさんや短期のアルバイトさんも来ていただき、無事、終えることができました。一昨年、多くの被害を出したムクドリは10日遅れで来鳥し、採り終わった後の2番果を全部食べて他の場所に移動しました。収穫期でなくほっとしました。T

新潟から手伝いに

10月5日から2週間、本間翔さんが新潟から手伝いに来てくれました。新潟で大根と米栽培の農家で仕事をしているそうです。23歳とはいえ、しっかりと農業になじんだ仕事ぶりで、違った農業も体験したいという気持ちもあり研修も兼ねて来ていただきました。タイムリーで大変助かりました。全国の農業者はこの20年間で半減しており、平均年齢は69歳にもなっています。農家出身ではない若い人たちが関心をもって従事してくれることはうれしことです。T

ぶどうの剪定

10月30日からぶどうの剪定を始めました。始める前にみんなで、剪定方法を確認しました。ぶどうの樹は1本1本形が違うので、どこを剪定するかは迷うところです。剪定は来年のぶどうの出来を左右する大事で楽しい仕事です。これから20日間くらい、寒いなかでの作業が続きます。T

2024ワインリリース

2024年産の3種類の赤ワイン
ピノ・ノワール
メルロ
24田園ルージュ
メルロ(白)
シャルドネペティアン
を発売しました。
ピノ・ノワール2023が完売してから半年ほど経っており、久しぶりにピノ・ノワールが店頭に並びました。これまでのピノ・ノワールと違ってしっかりとした骨格のあるワインです。
メルロブラン・ド・ノワールは300本ほどの生産量ですので、ワインショップ限定販売とさせていただきます。T

焼肉かみふらの

10月28日、札幌すすきのにある「焼肉かみふらの」という店で多田ワイン会が開催されました。この小さな店は上富良野に本社がある有我工業所の運営で、主に上富良野のソールフードの豚サガリを出しています。お世話いただいたのは合同会社人考研さんです。みなさんワインには造詣が深く、ワイン談議に花を咲かせました。ちなみに札幌に事務所がある関連会社有我プランニングは、地中熱事業の国内トップシェアを誇っているようです。T

紅玉りんごの収穫

10月上旬から中旬にかけて紅玉りんごの収穫をしました。加工用ですので除葉などせず、りんご全体に陽が当たらないので、裏側は真っ赤ではありませんが、美味しいりんごが沢山収穫できました。シードルやジュースの原料になります。紅玉はお菓子の原料としても最適な品種です。T

多田ワイン

10月29日、札幌グランドホテルのレストランで多田ワインの123田園ルージュが食事のメニューリストに載っていました。いつから使われているか分かりませんが、赤ワインは多田ワインだけでした。昼食を共にした株式会社T&N北海道設計事務所の多田社長が同姓ということもあり、由緒あるホテルのメニューに多田ワインが載っていることを大変喜んでおられました。1時間半ほど昼食を摂りながら有意義な情報交換をさせていただきました。T

道庁赤レンガが3年ほどかけてリニューアル

10月29日、道庁赤レンガが3年ほどかけてリニューアルされ、見学してきました。北海道の開拓の様子やアイヌ文化を展示した部屋もありました。札幌では約8000年前には現在のアイヌ民族につながる人びとが集落をつくり定住生活を送っていたと書かれていました。国指定重要文化財の赤レンガ庁舎の修復にはとてつもない労力と技術が使われていました。T

さつまいもの収穫

今年のさつまいもの収穫は豊作でした。シルクスィートという美味しい品種です。春に200本の苗を植え、200㎏ほど採れました。さつまいもは、繊維質が多く腸のはたらきをよくしてくれます。昨年も2か月くらい毎日食べましたが、快便でした。ある小さな島国ではさつまいもを主食にしているそうです。T

原谷農園

10月21日、北見市留辺蘂温根湯にある原谷農園に行ってきました。前代表の原谷清作さんとは、30年前当農園が人参栽培専業になった時からのつきあいで、現在は息子さんが代表です。原谷農園は人参を中心に葉物野菜や小麦などの畑作経営をしています。抗酸化力の高い人参を栽培しており、以前TV「ガイヤの夜明け」に出演されました。今だに原谷人参を求めて病気の方などから注文が多いそうです。当農園の無農薬人参は冷凍にんじんジュース分は確保できましたが、瓶入りジュースの原料が足りず、原谷さんの人参を使用することにしました。久し振りに人参の洗い工場を見て元気が出ました。T

上富良野町内を視察

10月27日、兵庫県丹波篠山市(たんばささやま)から総務省出身で地域活性化をアドバイスしている田林さんと東京から一般財団法人ふるさと財団の3名の方々が宿泊されました。夕食の農園野菜のオリーブオイル焼きはたいへん好評でした。翌朝は、多田農園の取り組みを説明させていただき、2日間、上富良野町内を視察されました。今後、上富良野について様々な提案があるそうです。楽しみです。また、ふるさと財団と上富良野町の関係も検討されるようです。T

ジャム園の共済農場

一番下の孫を連れて、農園から30分ほど南東の山にあるジャム園の共済農場に行ってきました。敷地には直営のアンパンマンショップがあります。9月までNHK朝のドラマ「あんぱん」の放映で身近な存在になり、逆転しない正義など話題性がありました。放送終了後10月には「あんぱん」のプロデューサーが来園されてびっくりしました。T

孫たちの学芸会

孫たちの学芸会とお遊戯会があり観に行ってきました。仕事の合間でしたので落ち着きませんでしたが、少しでも見ることができ感謝です。ゆっくり見る日が来ることを願っています。あまり、忙しいのは良いことではありません。T

編集後記

最近、来園される方々が多方面に亘っています。先日は、映画監督の柴山健次氏が来園されました。1926年(大正15年)5月24日、十勝岳大爆発の泥流により144名の上富良野村民が犠牲になった出来事を、旭川出身の作家三浦綾子さんが「泥流地帯」で小説化しその映画化を前町長時代から進めていたのが紆余曲折を経て、ようやく監督も決まり、一歩進みだしました。その映画監督に決まった柴山健次氏が突然、町の担当者と来園されました。柴山監督は、多くの映画を手掛けて高評価を得ている監督だそうです。私が「20年~30年前でしたら泥流地帯は、受け入れられた内容でしょうが、現在はどうでしょうか」と問いかけると、柴山監督は「自信があります」とはっきり答えられました。私は40年以上前に読んではいますが、この小説をどう描くか楽しみです。T

ページTOP