ぶどう畑に肥料散布を行いました。化学肥料は一切使用せず、有機肥料のみを使用しています。また、土壌改良材も化学的なものは使用せず、多様な微生物を多く含んだ堆肥化した資材や海の中から採取した天然由来のものなどを使用しています。よりナチュラルな土壌づくりを目指しています。T
春の最初のぶどうの防除は、カスミカメという小さな虫の防除です。この虫は発芽した葉や花穂などを食べて傷つけてしまいます。ぶどう栽培では大敵のひとつです。この時期に被害に遭うと大きな影響を受けることになります。果樹専用のスピードスプレーヤーという機械で農薬を散布しました。T
農園のぶどう栽培は、酵母に影響がある除草剤は一切使用しませんが、病害虫防除は行っています。農薬の使用量は一般的な慣行栽培に比べて20%ほどとできるだけ少なくなるよう努力しています。今年、定植したアコロンという黒ぶどうは、無農薬栽培にトライする予定です。T
5月末からぶどうの芽掻きを行いました。芽掻きは芽の数を適正にするための間引きです。2週間ほどで終わる予定です。発芽も良好で予定の芽数は確保できそうです。多すぎると品質が落ち、収量と品質のバランスは品種によっても変わり、難しいところです。そもそも7月上旬の開花後にはぶどうの樹のなかでもう来年の発芽の準備が行われプログラムが決まっているそうです。さらに収穫後の剪定がもっとも重要になります。T
5月1日、じゃがいもの種まきをしました。今年は男爵とキタアカリの2種類にしました。購入した種芋をビニールハウスの暖かい中で浴芽といって太陽の光を浴びながら発芽を促します。そして、種芋を半分に切って植えます。面積は僅かですので手で溝を掘って、植えて足で土掛けをします。また、さつまいもの苗植えを5月16日に行いました。品種はシルクスィートです。昨年もたくさん収穫し、たくさん食べることができました。今年は昨年の2倍の200本の苗を用意して植えました。昨年は収穫したさつまいもをやきいもにしてよく食べました。さつまいもは繊維質が多く、腸の働きが大変良くなる健康的な食べ物です。ある小さな島国ではさつまいもを主食にしているそうです。T
5月5日、とうもろこしの1回目の種まきをしました。孫たちも手伝ってくれて400粒の種を30分ほどで播き終えました。このとうもろこし収穫予定は8月5日頃です。T
5月17日に千両梨の花が満開に、5月22日は紅玉りんごの花が満開になりました。紅玉りんごは昨年、花芽が大変少なかったのですが、今年は、逆に多すぎるくらいの花芽が付きました。昨年まで人手不足で、一回の荒摘果しかできませんでした。本来、2回しなければならない摘果ができなかったため、一昨年はりんごが小玉傾向で成らし過ぎでした。その反動で昨年は成らなかったようです。今年は2回、しっかり摘果して適正な数にしたいと思っています。T
北海道を代表する彫刻家砂澤ビッキの絵画を農園のファームカフェに飾りました。上富良野町に砂澤ビッキの奥様の別荘があり、親交があったことからお借りして飾ることにしました。存在感のある絵で一気に芸術の香り漂う空間になりました。昨年、北海道近代美術館で砂澤ビッキ展が開催され見に行ってきましたが、まさか砂澤ビッキの原画を飾ることになるとは思いもよりませんでした。T
5月14日、札幌市立南が丘中学校から10名の生徒さんが来園して農業体験を行いました。アスパラの収穫体験やぶどう杭を運んだりして半日体験が終了しました。
5月28日、東京都練馬工科高校から12名の男子生徒が農業体験で来園されました。ちょうど前日、依頼していたレタスやブロッコリーの苗が届いたので、苗植え体験をしていただきました。T
4月上旬に発送予定でしたニューヨーク行きのワインがトランプ大統領の相互関税の発表により、延期になっていましたが、5月16日1カ月半遅れでようやく出荷することができました。気まぐれ関税に振り回されるのは困ったものです。T
今年も音楽演奏が前段に入り、ぶどう畑ツアーも組み入れました。コース料理の食事に5種類のワインを用意します。定員20名のところ5月末で定員に達しましたが、まだ数名はお受けできますので、ご希望の方はご連絡ください。T
我が家の庭の桜の満開は5月6日でした。昨年、一昨年は4月下旬でしたので、少し遅めに感じましたが、例年5月7日~10日ごろが桜の満開期でしたので、今年は例年より少し早いくらいで、いつもの気候でほっとしています。連休最後の日、家族で満開の桜を見ながらバーベキューをして楽しみました。T
5月12日、北海道ワイン協会の総会があり、初めて出席しました。この協会は、道内31のワイナリーが加入しています。現在、道内には72ワイナリーがあるので、加入率は半分以下と少なめです。ワイナリーのなかでも独自路線をいく個性的なワイナリーは加入していない傾向にあります。会場は、北大内にある北海道ワイン教育研究センターで行われました。札幌の街の中心部に広大な敷地を有する北大のキャンパスは気持ちがいい環境です。T
宿泊の朝食やイベントなどに使用しているファームカフェイルベーベのデッキ側の両サイドの壁の石積みをしました。2年ほど前に70㎝くらい掘って砂利を入れ冬の寒さで凍れ上がらないよう準備はしていました。今年の春から秋まで手伝ってくれることになった本郷さんに畑から出た石を積んでもらいました。趣がある建物になりました。T
我が家の庭に孫たちの砂場を作るとさっそく、遊び始めました。「人生に必要な知恵はすべて砂場で学んだ」ということばを思い出しました。砂場には創造性を養う要素があるようです。公園の砂場などは猫などの糞尿で遊ばせることができないようですので、このような砂場は貴重です。T
昨年まで障がい者雇用の休憩所だった建物の内装をペンキ塗りしトイレを簡易水洗にし、シャワールーム、ガス関係、洗濯機を設置して研修生やアルバイトなどの宿泊施設にしました。ゲストルームにもなります。もとは集会施設でしたが10年ほど使わなくなり、引き取った建物です。T
現在、にんじん畑の除草をしています。無農薬栽培なので除草剤を使用せず、まずは、手作業で除草をします。畑は6月になり、気温もだんだん高くなると急速に雑草も芽を出し生長します。特ににんじんは初期生育が遅いのでややもすると雑草に負けてしまいます。手除草の後は一週間間隔で除草機を入れて、畑の土を動かして雑草の芽が出るのを抑えます。それでも雑草は生えてきます。いつも作業が後手に回り、収穫時期には雑草だらけになってしまうことも常です。それでも無農薬で、抗酸化力が高いにんじんを作る意義はあります。にんじん栽培が誰かのためになっていることはうれしいことです。多田農園通信は、8年ほど前に毎月発行し始めて、おかげさまで休むことなく発行を続け、この6月号が100号となります。T