多田農園通信2025年1号

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

多田農園通信2025年1月号
多田農園通信2024年1月号
ぶどうの樹の雪かけ

12月9日からぶどうの樹の雪かけを始めました。10日間ほどで終えることができました。その後、降雪は僅かでしたが、気温が上がることはなく、年末にはまとまった雪が降り、外気がマイナス20℃でも雪の中のぶどう樹の周りはマイナス数℃で凍害から守られます。毎年、いろいろなアクシデントに見舞われますが、その都度、知恵をしぼって乗り越えるしかありません。T

生命食と野菜栽培勉強会

12月4日、旭川で「生命食と野菜栽培勉強会」が開催され参加しました。この勉強会はコロナで中断しましたが毎年開催され、全国から40名ほどが参加しています。今回は7名の講師が「腐らない野菜」、「種の話」、「雑草から見た土壌診断」、「ここまで分かった作物と菌根菌」、「感動する野菜のチカラとは」など生産者、種苗会社、大学教授、生命科学研究会代表などから高度な話が繰り広げられ、その後、会場を移動しての懇親会では多くの情報交換がなされ、大いに盛り上がりました。T

バスワインツアー

12月9日、観光事業関係者向けのバスワインツアーがあり、ワインとコース料理のペアリングを体験して行かれました。料理人はいつもの木村シェフです。木村シェフが当農園でコース料理を出すのは今年6回目になります。ワインと料理の相性も大変良く、ワイナリーで楽しむ事業として少しずつ定着しつつあります。T

カレンダーがデザイナーのあべみちこさん

2025年のカレンダーがデザイナーのあべみちこさんから送られてきました。このカレンダーはあべみちこさんのイラストと旭川新聞の工藤さんの文で出来上がっています。9月、10月のページには昨年秋に送ったりんごと千両梨が描かれています。本物のような味のある絵です。あべみちこさんは俳優の松重豊さんがクロワッサンという雑誌に連載している「たべるノヲト」に食べ物のイラストでコラボしています。松重豊さんからあべみちこさんのイラストでなければだめだと懇願されたそうです。すばらしいことです。T

大しめ縄づくり

12月9日、地元東中神社の大しめ縄づくりが行われました。このしめ縄づくりは、7年ほど前から住民会の役員を中心に隣町のしめ縄づくりの師匠から教わり、その技術を代々継承しています。原料のスゲは、湿地の山の中に自生しているものを採りに行っています。熊が出没してもおかしくないところに自生しており、少しの物音にも緊張感が走ったそうです。スゲは選別をして、昔のわら編みの要領でつくっていきます。できた大しめ縄は神社の鳥居に飾られます。T

初もうでの準備

12月31日は住民会の役員で初もうでの準備をしました。12月9日に作った大しめ縄をトラクターのフロントローダを使って飾りました。大晦日の夜の11時半を過ぎると地域から神社にお詣りに来る人も多く、しばし賑わいました。T

仕事納め

今年のクリスマスは初孫が生まれた2015年シャルドネを開けました。このワインはワイナリーを開設する前年に岩見沢の宝水ワイナリーで委託製造したものです。ワインのチカラは少し落ちたような感じでしたが、香りも酸もしっかりあり美味しく飲むことができました。写真の孫とワインは同い年です。T

フォークリフトのタイヤ交換と整備

12月18日、かみふらの軽トラ市の忘年会がありました。昼食を食べながらよもやま話に花を咲かせその後、紙飛行機ゲームをして楽しみました。このゲームは初めてですが、役員の方々が準備万端、なかなか面白いゲームでした。内容は、それぞれ紙飛行機を作って点数が書かれたライン目指して飛ばすゲームです。一番高い点数の近くにはマイナス点数のエリアがあり、紙飛行機を作る技術とそれを飛ばす要領と3回の合計点で争われるので作戦を練る戦略的なものも求められます。T

農園の忘年会

12月21日、農園の忘年会を農園内で行いました。今年は息子ファミリー、娘ファミリーも加わってより賑やかでした。ワインは他メーカーのを開けました。料理は地元上富良野の日本料理店「ほり田」と美瑛町のいつもの木村シェフが9月にオープンしたレストラン「なかまちプラス」からオードブルを取りました。2024年はいろいろと出来事があり、どうなることかと思っていましたが、無事、年末を迎えて感謝です。T

繭玉の飾り

大晦日、繭玉の飾りつけを二人の孫に手伝ってもらいました。今年は年の市の開店の日に買いに行ったので、枝ぶりのいいものを購入することができました。繭玉飾りに使う木は水木という木なので、なかなか見つけることができず、採取するのに雪深い山の中で歩いて探さなければなりません。T

初フライト

年末に娘婿の実家がある福岡に1歳8か月の孫が初めて行くことになり、飛行機も本物を見るのは初めてで、興奮気味の様でした。これまでは絵本の世界だけでしか知らなかった飛行機や電車を見て、どれだけ心の中に焼き付いたかと思うと私の方もワクワクする気持ちになります。T

編集後記

明けましておめでとうございます。昨年は多くの皆様方に大変、お世話になりました。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。2025年になっても戦争や紛争は絶えないでしょうし、地球温暖化は益々深刻化していくことでしょう。物価は上がるいっぽうでそれについていけない中小企業や国民がどれほど多いことか。政治に期待をする国民は少数派でしょうが、政治でやってもらわなければならないのも多くあります。国家と市民は狭い回廊で拮抗しているのがいいといった経済学者がいますが、そのような空気を醸成していくことは大事だと思う年の始めです。

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