多田農園通信2024年12号

多田農園通信2024年12月号
多田農園通信2024年12月号
ぶどうの樹の剪定

ぶどうの樹の剪定が11月16日に終わりました。今年は凍害の影響で発芽が悪く、変則的な栽培方法をとらざるを得なかったので、剪定も難しい面が多々ありましたが、予定より早く終えることができました。あとは12月に低温に遭ず、降雪が多いことを願うばかりです。T

北海道どさんこプラザ札幌店

札幌駅の北口にアンテナショップ「北海道どさんこプラザ札幌店」があります。にんじんジュースやワインを販売して頂いているので行ってきました。とくに試飲ワインとしてバッカスを取り扱っていただき、店のスタッフさんに多田農園ですというと驚かれて責任者の方を呼びに行ってくれました。当ワインを大事に販売して頂いて感謝です。このショップは道内の特産品を中心に販売し、多くのお客さんが買い求めていました。T

越冬用のキャベツ

11月下旬、越冬用のキャベツの収穫をしました。越冬用ですので地面にビニールを敷いて、その上に並べて、雪の降るのを待ちます。雪が降って覆われると自然の貯蔵庫になり、3月まで雪の中で保存することができ、糖分が増して美味しいキャベツを食べ続けることができます。化石燃料を使わず、環境に負荷をかけない、まさに持続可能な貯蔵方法になります。T

ワインのバイヤー

11月12日、ジェトロ北海道のみなさんとシンガポール、香港のワインのバイヤーさんが来園され、ぶどう畑の見学とワインの試飲をしました。アジアでも有名なワインバイヤーのようでした。ピノ・ノワールは、取引を希望されておりましたので今後、話が進むと思われます。T

北海道生活という雑誌の2024冬号

11月下旬、北海道生活という雑誌の2024冬号に多田ワインが掲載されました。内容は北海道179市町村のおすすめの一品ということで企画されました。掲載されたワインは2023ピノ・ノワールブラン・ド・ノワールです。全国の書店に置かれると思います。T

東川クリスマスマーケット

11月30日~12月1日、車で1時間ほど北にある東川町で開催された東川クリスマスマーケットに行ってきました。このイベントには昨年からワインを出品しています。出店数は100店舗ほどあり、大きなイベントでした。お客さんも開店と同時に多く訪れ、3か所ある駐車場もいっぱいでした。人口7,000人の町でこのようなイベントが行われ、移住者も多く、人口減少が著しい市町村がほとんどの中、人口が増えている数少ない町です。また、元副知事の磯田憲一さんが提唱して、この東川町から始まった「君の椅子」プロジェクトというのがあります。このプロジェクトは子どもが生まれたときに町が「生まれてくれてありがとう」「君の居場所はここにあるからね」という思いを込めて椅子を贈る取り組みです。その取り組みを思い出し、昨年生まれた孫にちょうどいい椅子があったので、「君の椅子」として購入しました。T

茨城県できのこ栽培

茨城県できのこ栽培をしている新規就農者川島さんご夫妻から立派なきのこが送られてきました。川島さんはコロナ前からの知り合いですが、今年は5年ぶりに来園されて泊まっていきました。田村きのこ園さんは、天皇陛下への献上きのこや農林水産大臣賞なども受賞した経歴の持ち主に後継者がいなかったため、事業承継で指導を受けながら川島さんが引きつぎました。川島さんは元銀行員で、以前から農業をしたいと思っていたので、毎日が楽しく最高の幸せを手に入れたようです。T

風の子どもたち

11月29日・30日にかけて30センチほどの雪が降りました。宇都宮から引っ越した孫たちにとっては本格的な雪と出会いでうれしそうに新雪に大の字になって感触を楽しんでいました。いつの時代も子供は風の子です。T

かみふらの軽トラ市

地元上富良野唯一のスーパーマーケット内にかみふらの軽トラ市の売り場があります。7人ほどのメンバーが出品しています。農園の仕事が忙しくなかなか出品できませんでしたが、11月中旬からりんごと人参を出品しました。地元りんごは珍しく、人参も小さめですが、農薬不使用ですので、どちらも売れ行きは上々でした。地産地消について地元の消費者のみなさんも理解して、この直売コーナーを見てから買い物するお客さんも多いようです。T

札幌でコープさっぽろ農業賞の授賞式

11月22日、札幌でコープさっぽろ農業賞の授賞式があり出席しました。多田農園は過去に札幌市長賞と北海道農業貢献賞の2回受賞しています。今回は、招待での参加です。授賞式の他、アメリカのバークレーでシェパニースというレストランを開いているアリス・ウオータースさんの来日記念ドキュメンタリー映画が上映されました。全米一予約が取れないレストランとしても有名ですが、特に有機栽培生産者を大事にしてファームファーストを一貫して掲げ、また学校の食育活動にも多大な貢献をしています。30代から始めて現在80歳になりますが、「食べることは生きる事。おいしい革命」を旗印に食の重要性を唱え続けています。生産者として反省を含めて考えさせられる映画でした。その後は、交流会があり情報交換などがありました。T

六花亭

農園から車で20分ほどのところに富良野盆地で最高の景観を楽しめるお菓子屋さんがあります。帯広に本社がある六花亭さんです。代表的なお菓子マルセールバターは、根強い人気があります。周りにはぶどう畑があり、来店時、ちょうど午後4時の鐘の音が響き渡り、ヨーロッパを彷彿とする趣でした。T

お遊戯会

11月16日、一番下の孫のお遊戯会があり観に行ってきました。1歳児のお遊戯会はどうなるのかと思いましたが、音楽が流れてもほとんど立っているだけで、控室では多くの泣き声が響いていました。1歳児にはちょっと無理なようでしたが、ステージに立ってよく頑張っていました。T

編集後記

今年も12月を迎えました。果たして今年はどんな年だったのでしょう。世界、日本、農園、我が家と多くの出来事があり、かなり目まぐるしい年ではと思っています。コロナ以降、とくにウクライナなどの戦争が始まったこの3年は物価の上昇の著しさには驚かされます。何もかも値上がりし、ワイン用の瓶も昨年から10%代の値上がりが2回ありました。燃料を使用するためこの円安では致し方ありません。リーマンショック後と変わらない経済状況だと分析する経済専門家もいますが、それほど大変な時代に入ってきて渦中にいることになります。2025年は、これ以上、急激な変化が起こらないことを祈りたいと思います。T

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