多田農園通信2024年8号

多田農園通信2024年8月号
多田農園通信2024年8月号
野菜畑は格好の遊び場

孫たちにとって野菜畑は格好の遊び場です。農薬も化学肥料も長年使用していませんので、安心して遊べる場所です。レタスやトマト、なす、スイカ、南瓜、ブロッコリーなど安全な野菜たちは、子供たちの健康な細胞をつくることにつながります。T

熟成中のワインのテースティング

7月6日、熟成中のワインのテースティングをしました。シャルドネ、シャルドネオレンジ、メルロ白、混醸赤ワインなどです。それぞれ順調に進んでおり、近日中にボトリング予定です。とくにシャルドネは今までで一番の出来でした。T

中小企業家同友会のメンバー

7月6日朝、いつもお世話になっているデザイナーの阿部路子さんから電話があり、立ち寄ってもいいですかと。これから釧路に向かっていくところです。中小企業家同友会のメンバー6人でお立ち寄りいただきました。私も同会のメンバーでみなさん顔見知りの方々でした。T

畑でレストラン

7月14日、恒例のコープさっぽろ主催の「畑でレストラン」が開催されました。今回は定員40名に4倍の応募があったそうです。大半はチャーターした札幌からのバスを利用して参加されました。農園を案内後、ぶどう畑や人参畑、十勝岳山脈の美しい景色を見ながら料理とワインを堪能していただきました。コース料理は美瑛町の「すずらんプラス」の木村シェフに担当いただきました。また、息子ファミリーも初めて「畑でレストラン」を体験し、みなさんに紹介させていただきました。あとで各テーブルを回りましたが、一応によかったねとの歓迎ムードでした。T

台湾から来園

7月18日、台湾から自然派ワインの店を経営している方とそれを仲介する方が来園されました。仲介者の謝さんは、15年ほど前に台湾台中の東海大学から短期研修生のお世話や、台北の医師10名ほどの案内役で来園しています。先日、当ワインを購入して試飲した結果、台湾のワインショップで取り扱いたいとの希望でした。いろいろな手続きもあるので、クリスマス前に間に合うように準備を進めることにしました。T

丘のまちびえいから来園

7月23日、丘のまちびえい活性化協会の中山さんと東京の企画、広報会社、産経新聞の方々が来園されました。目的は、当ワインを料理と一緒に使いたいとの希望でした。料理の食材は美瑛町産を使い、ワインは地元にはないので隣町の当ワイナリーに依頼されました。今後、取引をすることになる予定です。ワインと食事のマリアージュは、当農園でも力を入れていきたい分野ですのでいい機会になると思っています。T

三浦綾子記念文学館からオリジナルワイン

旭川にある三浦綾子記念文学館からオリジナルワインの依頼がありました。三浦綾子さんは旭川を代表する作家です。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に「氷点」で入選し、その後、作家として活動しました。ワインはピノ・ノワールとシャルドネの2種類です。オリジナルラベルを使ったワインは三浦綾子記念文学館のみの販売となります。上富良野町ともゆかりがあり、作品の「泥流地帯」のモデルとなりました1926年5月24日の十勝岳爆発により泥流で144人の命が奪われました。当時、まだ十勝岳には残雪があり、火砕流が融雪をして泥流となり上富良野の町まで30分足らずで到達しました。その間、濁流にのまれて尊い多くの命が奪われました。その後、当時の吉田貞次郎村長は賛否両論があり町を二分するような激しい対立の中、復興を決断して今日の上富良野町につながっていくわけです。小説はフィクションではありますが、赤裸々に描かれています。近年、町が映画化を進めていますが、頓挫しているようです。私自身も三浦綾子ご夫妻とは一回だけですが接点があり、当時、著書を愛読していたのを思い出されます。今回のオリジナルワインの依頼には不思議な縁を感じています。T

アブラムシが発生

とうもろこしの大敵のアブラムシが発生してきました。アブラムシの生態系上この時期に穂が出ると大量に発生します。また、窒素肥料が多いとより多く発生します。播種時期を遅らせて窒素肥料を少なくすると大きな発生は防ぐことができます。また、アブラムシの天敵はテントウムシです。テントウムシは一生懸命、アブラムシを食べてくれます。理屈的にはテントウムシをいっぱい飼育して、とうもろこし畑に放してあげると防ぐことができることになります。過去に無農薬栽培をしている農家がこの手法で行っているのをラジオで聞いた記憶があります。T

かみふらの軽トラ市

7月25日、かみふらの軽トラ市の出張軽トラ市が街中にあるフラヌイ温泉前で行われました。今回は前日に100件、チラシをポスティングしました。効果は僅かでしたがそれなりにお客さんも来ていただき、何より対面販売できることの意義のほうが大きかったです。この日の一番人気の野菜は、かぼちゃでした。T

クマデルカフェ

7月28日、農園から車で約40分南に位置する南富良野町金山の「クマデルカフェ」に行ってきました。屋号のとおり、クマがでそうな山のなかにあります。しかし、この一帯は町が小果樹園を運営しており、舗装された駐車場や研修施設もあります。そんな駐車場の一画の小さなプレハブのショップで、若い田村さん夫婦が営んでいます。このクマデルカフェはアップルパイが売りです。山のなかにもかかわらず、週4日の営業で毎日完売するそうです。驚くべきことです。SNSでお客さんが広めてくれているようです。看板もなく車を走らせながら、ほんとにショップがあるのかと思いながら辿り着く場所です。T

北海へそ祭り

7月28日~29日、北海へそ祭りが開催されました。この祭りは富良野小学校の校庭に北海道中心標があり、人の体の中心がへそであることでへそ祭りと謳って56年前から始まったイベントです。7月29日はあいにくの雨でしたが、多くの踊り手と観客で会場は盛り上がっていました。このへそ踊りは図腹といってお腹に顔を描きお腹を動かして踊るユニークなものです。回を重ねるごとに地域の文化として根付いています。T

介護サービス

我が家で介護サービスを利用したのは初めてですが、日本の介護サービスは充実していると感じています。96才の母が利用しているのは、週2回のリハビリ、週1回の訪問看護、週2回のデイサービスの入浴と送迎サービスです。介護サービスは複雑だと言われていますが、ケアマネージャーがコーディネートしてくれるので助かります。しかし、現在介護職員が不足しており、今後ますます、深刻化し介護サービスを受けたくても受け入れてもらえない時代が目の前まで迫っているとのことです。外国人労働者に頼らなければならない時代が到来しますが、言葉の壁は厚いと思います。超高齢化社会に突入して課題が現実のものとなり、社会が混乱してしまいそうです。T

編集後記

道内のワイナリーの数が増え続けています。7月末で66ワイナリーになりました。年内にもう少し増えそうです。増える地域も道南、道央、道北のみならず、道東にも広がりを見せています。北海道は国土の20%を占めていますのでワイナリーの分布が全道に広がることはかなりの気候の差があります。また、ワインの品質も年々、上がっておりクオリティの高いワインが普通になりつつあります。先日、2024日本ワインコンクールの発表があり、隣町のドメーヌ・レゾンさんが金賞の上の最高賞を受賞しました。醸造技術もありますが、この地域で最高のぶどうができる証しにもなりました。ちなみに当ワイナリーは出品しておりませんでした。T

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