多田農園通信2024年6号

多田農園通信2024年5月号
多田農園通信2024年6月号
人参の種まき

5月2日、人参の種まきを行いました。播種機を装着している機械は、30年近く前に中古で購入した田植機を一部改造した機械です。この田植え機はすべてが消耗劣化してやっとのことで動いている機械です。それでも乗用なのでなんとか動けばそこそこ快適な機械です。この日は土壌条件も良好で播種日和でした。T

電柵を設置

今年は、野兎が5匹も畑で動き回り、悪さをしていました。特に今年、新植した苗木の先端部分をかじったりしていました。これから芽が出て新梢が伸びるころにはその芽を食べに来ます。そこで、電柵を設置して野兎の侵入を防ぐことにしました。電柵を設置してからは侵入していないようです。T

野菜の苗植え

野菜の苗植えを行いました。ハウス内にはトマト(ミニ、中玉、大玉)となす、ピーマン、ししとうなどを植えました。露地には、かぼちゃ、スイカ、さつまいも、レタス、カリフラワーなどをみんなで植えました。収穫できる日が楽しみです。T

人参畑の草取り

5月28日から人参畑の草取りをしました。長年無農薬栽培をしている畑で、年々雑草の発生も多くなり、除草に大変苦労していました。今年は、早目の除草に徹するようにしようと思い、雑草が小さいうちに鍬を使って除草を行いました。また、人参の近くは手で土をかき混ぜながら除草をする予定です。T

宿泊の営業

今年のゴールデンウィークから宿泊の営業を始めました。半年ぶりで、いろいろと戸惑いもありましたが、無事終わりました。夕食のバーベキューは金・土・日曜日限定です。今回も3組のお客さんが交流しながらワインとバーベキューを楽しんでいました。また、宿泊者限定の農園ピアノ利用も泊りの中学生の男の子が夕食後も朝食後も弾いていました。農園内にピアノの音色が流れるのはいいものです。朝食は朝採りの無農薬野菜ときゃべつや南瓜、じゃがいもなどが入ったおやき、りんごのコンポートなど自家製のものと地元の無添加ソーセージや人気の焙煎珈琲店のコーヒーなどを提供しています。また、今回は体験プランで申し込まれた方には、アスパラ採りの収穫体験をしていただきました。T

体験プラン
農園入り口の看板

5月5日の子供の日に、農園入り口の看板を新しくしました。旭川からデザイナーのあべみちこさんに来ていただき、ペイントしてもらいました。板は予めデザインしていただいた形に大工さんに切ってもらい、私たちが塗装しておきました。今までの看板も良かったのですが、新たに作成した看板もいいです。T

かみふらのシードル330ml

旭川駅前イオンの中のきたキッチン旭川店に立ち寄りました。ちょうど担当の方の出勤時でいろいろとお話を伺いました。つい先日発売した「かみふらのシードル330ml」もありました。ゴールデンウィーク期間中の売れ行きは好調だったそうです。T

ボトリング

5月9日・10日、2023年産のバッカス、ピノ・ノワール白、ミュラーオレンジのボトリングをしました。ミュラーオレンジは、完全無添加にしました。販売は3週間後になります。ミュラーオレンジは2022年産の在庫はすでにありませんので、ラベルができ次第販売となり、バッカスとピノ・ノワール白は2022年産が売切れ次第の販売となります。T

ラベル貼り

月曜から金曜まで通年で仕事に来ている就労継続支援A型の利用者のみなさんの雨の時の仕事にワインのラベル貼りを始めました。以前にも少ししたことがありますが、本格的に行うのは初めてです。今後も雨の日に継続していきたいと思っています。仕事は丁寧さを求められるので支援員も細かくチェックしながら慎重に進められました。T

アップルパイの作り方教室

5月16日、すずらんプラスの木村シェフを招いてアップルパイの作り方教室を行いました。木村シェフには誰でも簡単に作れてしかも美味しいアップルパイのレシピにしてくださいと依頼しました。みなさん、真剣な面持ちで講習を受けていました。このアップルパイをどのような方法で販売するかが課題です。年内に試験販売をできればと思っています。T

さっぽろライラックまつり

5月24日、さっぽろライラックまつりに参加してきました。今回は、息子と二人で早朝、出発して会場へと向かいました。最高気温は13℃と低く、風も強めでしたので来客も3分の1くらいの入数でした。いつもながら同じ参加ワイナリーとの交流もあり、お客さんは少ないですが有意義な一日でした。会場の札幌大通公園は、各種イベントが開催されており、ベンチや花壇、噴水などもあり市民や観光客の憩いの場となっているところですが、カラスが多くかなり人慣れしており、昼食のおにぎりをベンチに座って食べていると1メートルほど近くまで来て驚きました。T

ワインと食事

さっぽろライラックまつりに参加した後、近くのビルの地下の社員食堂で当ワインと食事のペアリングをコムテラスという会社が主催していただきました。このコムテラスの社員食堂の藤井シェフとは昨年からの付き合いで野菜などの食材を少々、届けたりしておりました。多彩な参加者のみなさんとの交流もあり、大変、中身の濃いワイン会でした。T

ワイン好き

5月21日、関東から薬剤師9名のワイン好きのみなさんが来園されました。農園の枝豆や旬のアスパラと一緒に3種類のワインを試飲していただきました。農園ピアノを弾く方もおりみなさん大満足そうでした。このメンバーで昨年は九州の6ワイナリーを巡ったそうです。ワインという共通目的がある旅は本当に楽しそうで、今度は私も一緒に参加させていただきたいとつい口走ってしまいました。帰りにはたくさんのワインをお買い上げ頂きました。ありがとうございました。T

新たに従業員

今年4月から、新たに従業員として21歳の女性が加わりました。就労継続支援A型の事業所にいて農園の仕事もしていました。仕事の内容は少し難易度の高い作業も挑戦してもらっていますが、難なくこなしており、本人の仕事へ意欲も感じられます。ゆっくりと新たな仕事をマスターしていってほしいと願っています。T

バーベキュー

やはり、バーベキューは大勢が楽しいものです。家族が増えて賑やかで、孫たちはまだ小さいので少し慌ただしいバーベキューです。T

編集後記

今年の人参の発芽は近年になく良好です。ここ数年は発芽が悪く、最終的には収量が大変、少ない状況が続いておりました。特に搾ったまま冷凍した「にんじん搾」は、夏場には品切れ状態が続いており、このジュースを利用している病気の方々に大変、ご迷惑をかけていました。人参の品種は多数ありますが、ここ5年位は、「愛美」という品種を播いていました。今年は「向陽2号」という道内では昔から主流になっている品種に戻してみました。この向陽2号は、適応力がある品種です。発根時の根の力も他の品種よりも強いと感じていましたので、戻してみると久しぶりにいい結果がでました。「愛美」を播き続けた理由はありましたが、発芽力が弱いのは、克服できませんでした。農業はいくら科学技術が発達しても科学の力だけでは補いきれないものがあります。農業は、どれだけ失敗した経験を積んだかが大事だと言った農業者がいましたが、そのとおりだと感じています。農業は失敗の上に成り立っている仕事かもしれません。T

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