多田農園通信2023年6号

多田農園通信2023年6月号
多田農園通信2023年6月号
野菜の苗の移植
野菜の苗の移植

レタスやキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、玉ねぎの苗の移植を行いました。この苗は野菜や花の苗を作っている近くの岩田農園さんから定期的に購入しています。畑は10数年来農薬、化学肥料不使用の畑です。この野菜は、宿泊の食事用と自家用です。キャベツなどはこれから青虫の発生があり、葉を食いちぎられてしまうので細かなネットをかけて侵入を防いで作ります。T

路地アスパラ
路地アスパラ

5月10日ころから露地のアスパラが出てきました。このアスパラは例年、ご注文いただいている方に案内して送っています。このアスパラも農薬、化学肥料不使用ですので、草取りは全部手作業です。農薬を使わないということは大変、手間暇がかかります。宿泊のお客さんに提供する食事の野菜も同じですが、大変、多くの労力を要します。労賃をアスパラや野菜に換算すると大変、大きな金額になります。しかし、そのまま金額を反映することはできませんが、消費者のみなさんに生産者の実態を知ってもらう取り組みはもっともっと必要だと思っています。T

トウモロコシの種まき
トウモロコシの種まき

5月17日、トウモロコシの種まきをしました。ホワイトコーンで品種はトーホク種苗の雪の妖精とタキイ種苗のホイップコーンです。1,400粒を3人で播きました。3人の内一人は、今年、高校を出て入ったばかりの就労支援A型の利用者さんでしたが、教えたことを忠実に行い、後半は我々とほぼ同じ速さで正確に作業をしていました。驚きでした。トウモロコシは品種によってホワイト、イエロー、ホワイトとイエローが混ざったものがあります。色違いの品種を播く場合は、受粉の時に混ざる可能性があるので、500メートルは離して播かなければなりません。当農園の畑は最大で250メートルですので、昨年は少し混ざったトウモロコシになりました。収穫は8月10日~20日頃の予定です。T

宿泊の夕食

今年から宿泊の夕食の内容が変わりました。昨年まで提供していた豚サガリは土・日限定で、月~金曜日は地元料理店からお取り寄せにしました。5月4日のお客さんがその第一号でした。みなさん、弁当を想定していたようであけてびっくりでした。これはいいですねと。この日はグラスワイン付きでしたので、みなさん、ワインを飲みながら楽しそうに食事をされていました。バーベキューハウスでの七輪を使っての夕食もいいですが、ぶどう畑や漁火のように見える夜景を見ながらの落ち着いた夕食もいいと思います。T

野菜の苗植え
野菜の苗植え

5月19日、野菜の苗植えを行いました。ハウス内にはトマト、ナス、キュウリ、ししとう、ピーマンなどを植えました。露地には孫も手伝って、ズッキーニ、スイカ、かぼちゃを植えました。これらは全部、化学肥料や農薬を長年使用しない畑で作っています。今年は、はじめてサツマイモも植えました。北海道でもサツマイモの栽培が増えてきました。T

ジビエ料理専門店

5月22日、東京のジビエ料理専門店の安斎さんとワインショップや酒屋さんの4人が来園されました。安斎さんは昨年来園されてからの縁で、4人の方々は東京、名古屋、埼玉、山梨から来られました。ソムリエさんもいてそれぞれの地域のワイン事情を聴くことができました。お礼のメールも届き、ワインを飲んで丁寧にワインを造っているのを感じるワインでしたとの感想もありました。今後、取引をする可能性もあります。T

ミュラー・オレンジ
ミュラー・オレンジ

5月10日~11日、2022年産のミュラー・オレンジとバッカスのボトリングを行いました。ミュラー・オレンジは初めての製造になります。ビンも今までのグリーンではなく、中身が見えるように透明にしました。いい色がでて、正にオレンジワインです。ミュラー・オレンジは、香りは控えめで、スパイスや渋みを感じ、酸は穏やかで丸みのある味わい。滋味深い、身体に沁みるワインです。価格は3,190円(税込)生産量は約800本。バッカスは3,080円(税込) 生産量は約1,000本です。

ピノ・ノワールブラン・ド・ノワール
ピノ・ノワールブラン・ド・ノワール リリース

2022年産は約900本の生産です。4月2日のテースティングの段階でも大変おいしく、今までで最高のピノ・ノワールブランと感じました。ボトリング前の分析で糖が僅か残っていたので、安全を期してシードル用の瓶で王冠にしました。一か月後くらいにはちょうどいいペティアンになっていると思います。酵母がいて糖がのこっていれば発酵する可能性は十分あります。過去に同じようなケースでコルク栓が浮いたり、飛んだりして大変ご迷惑をかけたことがあります。テースティングコメントは「とてもキュートでチャーミングな香り。しっかりとした酸で甘酸っぱい果実味が口いっぱいに広がります。小躍りしたくなるような可愛いワイン」です。価格は3,850円(税込) 5月23日リリース。

りんごの花

5月18日、りんごの花が満開になりました。今年は、いっぱい花が咲き誇りたわわなりんごが成る予兆のようです。桜をはじめ、いろいろな美しい花が咲きますがりんごの花も可憐できれいな花です。

さっぽろライラックまつり

5月20日、さっぽろライラックまつりで限定販売するワインの直接販売に行ってきました。今年は、コロナ以来4年ぶりの開催で連日、多くの来場者がありました。この日も、ひっきりなしにお客様が来ていただきました。ソムリエさんも数人いて、お客様にアドバイスをしていました。その中の責任者の北海道ワインクラスター代表の阿部さんも応援に来ていただきました(写真▲右上 私と一緒)。また、旭川からデザイナーのあべみちこさん(写真▲右下)、同じく旭川の広告代理会社ライナーネットワークの吉井真理さんにもわざわざ来ていただきました。吉井さんは、6月3~4日旭川駅前買物公園でのお酒のイベント責任者として準備を進めています。また、イタリアンレストランリッチの川崎オーナーシェフもご挨拶に来ていただきました。川崎さんは、7月16日に当農園で開催される「畑でレストラン」の担当シェフです。T

JAL北海道

5月14日、JAL北海道支社長の林さんと旭川支店長の前田さんが来園されました。林さんは昨年、当時の旭川支店長さんと来園しています。前日、車のラジオから流れる日ハムの試合終了後(この日は日ハムが勝ちました。球場はエスコンフィールド)の場内アナウンスが微かに聞こえてきて、JAL日本航空の林さんからと聞こえてきました。来園時に聞いてみると、この日はJALがスポンサーでヒーローへのスポンサー企業だったそうです。ちょっと驚きでした。泊りでしたので長時間、いろいろなお話をすることができました。夕食後はメルロブラン ・ド・ノワールを召し上がっていただきました。先日、来園された横浜のコンサルティング会社の社長さんの話では、知人の料理人が日本のメルロブランを飲み比べたところ、このメルロブラン・ド・ノワールがナンバーワンだったそうです。うれしいことです。T

キツネの巣

農園畑と隣接している旧中学校のグラウンドの土手に巣を作ってキツネが棲みついています。かなりの土の量を掻き出してしかも、数十メートルの迷路のような巣を作っています。敵の攻撃から防ぐための知恵です。どうやって掘り続けているのか不思議です。子ぎつねへの教育も徹底していて、日中は決して巣の外へ出ることはありません。決まって午後6時頃になると子ぎつねが巣から出て、耕した柔らかな畑の土の上でよく遊んでいました。遠目にはそれは愛らしい光景です。数年前も2匹のこぎつねがじゃれ合って本当に楽しそうに遊んでいました。トウモロコシなどの甘い作物は、収穫適期になると食べに来ます。被害もありますが仕方がないことです。T

サッカー少年団

小学校2年生の孫娘が地元のサッカー少年団に入団しました。現在、週1回、上富良野町社会教育センター横にある広大な芝生で練習をしています。十勝岳の景色を背景にした最高の環境の場所にあります。この日は、肌寒い日でしたが2年生10名が試合形式の練習を元気よく楽しそうに行っていました。少年団の会費は無料です。指導は地元の学校の先生やサッカー好きの人たちがボランティアで行っています。T

編集後記

年齢とともに免疫力が弱まることは誰しも早晩、実感することだと思います。私も例外ではありません。5月上旬から体調が思わしくなくなり、2日間くらい床に伏してその後は、声が出なくなってしまいました。声が出なくなったのは初めてで、仕事上、電話に出られないのが困りました。また、対応もしぼり出すようなかすかな声で最小限になり大変でした。いつになったら声が出るのかと思っていましたが、自然と元に戻りました。体の中の免疫力の織りなしに思いを新たにする出来事でした。T

ページTOP