多田農園通信2022年8号

多田農園通信2022年8月号
多田農園通信2022年8月号
ぶどうの剪定バサミ

ぶどうの蔓の剪定作業に電動の剪定バサミを購入しました。バッテリーで動くので環境にはやさしく、操作も簡単です。ただ、少し重いので一日中作業をするとかなり疲れます。しかし、バリカンのように刈っていくので作業能率は高いのが特徴です。

無農薬栽培ぶどう

無農薬栽培ぶどうの試験区の生育状況です(写真▲)。7月22日現在農業試験場の試験結果などを参考にしながら行っていますが、今のところ特に病害虫の被害は見当たりません。来年の初収穫を終えて、その結果を見て、再来年から病害虫に強い品種から徐々に無農薬栽培を導入していくつもりです。T

無農薬、無化学肥料栽培

野菜づくりが盛んに行われています。小さなビニールハウスの近くには無農薬、無化学肥料栽培を長年続けている野菜畑があります(写真▲)。この畑は宿泊客の食事用と自家用の野菜を栽培しています。レタス、トマト、ナス、ズッキーニ、ししとう、キャベツ、ブロッコリー、インゲンなど20種類くらい栽培しています。今年からは研修も兼ねて4月から農園で仕事を始めた娘が担当していますが、野菜づくりは小さな面積でも大変、手間暇のかかる仕事です。しかも昨年より広い面積です。T

阿寒町で農業と家具職人

7月15日、阿寒町で農業と家具職人をしている勝水さんの木工の作品展が旭川市嵐山にある梅鳳堂のギャラリーで開催されて行ってきました。そして一点、買い求めました。芸術とは無縁の世界にいますが、しばしいい鑑賞のひと時でもありました。勝水さんは以前にも紹介したように夏は自然栽培の農業をして冬は家具を中心に木を使った作品作りを行っています。T

農業体験

7月6日、奈良帝塚山学園高校から女子15名が農業体験で来園されました。人参畑の除草作業を体験していただき、その後は農園見学をしました。昼食時には農園ピアノですばらしい演奏を披露してくれた生徒さんもいました。また、ギターを弾く生徒さんもいて和やかなお昼休みでした。やはり、音楽はいいもので、ワインと同じように人を和ませてくれます。ピアノとワインは相性がいいのかとも思いました。T

高校生の農業体験

7月29日、大阪清風南海高校の男子15名が来園され、農業体験をしました(写真▲)。この高校は仏教系の進学校だそうです。農業体験は、ぶどうの脇芽取りを行いました。みなさん真面目に取り組んでいただき、現在、行われているメインの仕事を体験していただきました。休憩には地元のスイカ農家が作ったスイカと当農園のりんごジュースを召し上がっていただきました。みなさん、美味しいと満足そうでした。T

かみふらの軽トラ市

7月26日、かみふらの軽トラ市のメンバーで出張軽トラ市を行いました。場所は、街中にあるフラヌイ温泉駐車場です。この地区は、買い物弱者と呼ばれる住民が多くいて過去にも行っていたことがあります。いつもは地元の大型スーパー2店舗で直売コーナーを設けて頂き新鮮野菜の販売をしていますが、対面販売はコロナの影響もあり2年ぶりになります。周知が十分でなかったこともあり、来客数は少なかったですが、久しぶりに軽トラメンバーとの交流もでき楽しい販売会でした。T

札幌大通公園でワイン

北海道新聞創刊80周年事業の一環で7月1日~3日まで、札幌大通公園でワインなどのイベントが行われました。私は、最終日の7月3日に行ってきました。最高気温が32℃ととても暑い日でしたが、お客様に生産者ですというと驚かれる方が多くいました。作り手が来ているとは思っていなかったのでしょう。生産者と消費者が直接顔を合わせることは、都会の消費者にとって驚きだということを今さらながら感じる機会でした。久しぶりのイベントでしたので、受付のレジも休む暇がないくらいの大忙しだったようです。T

さっぽろ丸井今井デパートで多田農園ワイン

7月13日、さっぽろ丸井今井デパートで当農園のワインが販売されています。催事場ではワインの販売も催されており、少しずつ日常に戻りつつあることを実感しています。写真上段には当ワインが陳列されており、販売担当者の佐藤さんにも入っていただきました。T

日本ワインコンクール2022

7月26日、日本ワインコンクール2022の結果発表があり、当農園のシャルドネ2020が銅賞を受賞しました。欧州系ぶどうの白ワイン部門には約150アイテムのワインが出品されていました。今年は、北海道からの入賞ワインは少なかったようです。また、道産シャルドネの入賞は初めてのようでした。T

老舗酒店のかがた屋さん

7月19日、東京品川にある老舗酒店のかがた屋さんの社長ご夫妻と娘さんご夫妻が来園されました。かがた屋さんとは数年前、ワイン担当の娘さんが突然訪問されて以来、当農園をよくご理解いただき、家族的な取引がつづいています。社長さんと直接、お会いするのは初めてでしたが、この農園通信をいつも楽しみに読んでくださっているとお聞きし、大変うれしく思っています。生産者の日々の営みを毎月、この通信という形でお伝えして5年が過ぎました。農園通信の原稿と写真は私が書いて撮っていますが、レイアウトは、地元在住の松田さんにお願いしています。松田さんは東京でプロのグラフィックデザイナーとして活躍していました。T

多田農園で撮影

7月8日、歌手のLISAさんの撮影が農園で行われました。前日に所属会社のスタッフとカメラマンがワインを買いに来られ、農園の様子を見て依頼があり、この日の撮影となりました。外部の人が写真を撮ることはできませんでしたので、遠くから顔が見えない距離で2~3枚撮りました。農園ピアノとギターも弾いていかれました。T

農園八景

7月に入り連日、30℃超えの暑い日が続いているため、ワイナリー南側の片屋根に伏流水をかけて冷やしています。昨年からテストを行っていましたが、今年は毎日24時間散水をしています。伏流水ですので水温は年中同じで11℃位です。ホースは以前使っていたハウス用の灌水チューブを利用しました。水道料は掛かりませんし、なんのエネルギーも使わないのでまさにエコです。ワイナリー内の温度は、0.7℃位下がっていると思います。僅か0.7℃ですが、ワインにとっては大きな温度です。T

宿泊施設の掃除

7月から週一のペースで福祉事業所の女性3名が宿泊施設の掃除を始めました。他の受入れ事業所でも経験をしているようで一日目からスムーズに進みました。3人とも黙々と作業をして終わったら畑に出て農作業をしています。T

上富良野町ラベンダー園

7月17日、久しぶりに地元にあるラベンダー園へ行ってきました。このラベンダー園は、上富良野町が管理しています。南斜面にあったのですが、冬のスキー場と兼ねていたためラベンダーが傷んでしまい、反対斜面に植えたラベンダーの株が大きくなり、いい景観になっていました。早朝に行ったのですがウエディングドレスを着たカップル2組が写真撮影していました。毎日7~8組のカップルの写真撮影が行われているようです。ここはラベンダーの盛りの夜10日間ライトアップされていて多くの見学客が訪れるそうです。T

ベベルイ川で魚釣り

農園前を流れるベベルイ川で10匹もの川魚が獲れました。一番大きな魚は、ニジマスで2番目がヤマメ、3番目がイワナでした。私は釣りをしませんが、義弟が釣り好きで今回、一時間余りで10匹釣りました。釣り人にとっては、穴場だと思います。その後、札幌にある自宅に持ち帰って食べたところ臭みがない本当に美味しい川魚だったそうです。T

編集後記

ロシアのウクライナ侵攻が始まって間もなく半年が経 とうとしています。    毎日、報道されるニュースに人の命と人間の尊厳について考えさせられ、ややもすると刹那的になる場合も多々あるのではないかと思われます。昔、ザ・ディ・アフターという映画がありました。映画を見たわけではありませんが、当時、テレビで紹介されていた一場面が鮮明に記憶に残っています。確か世界の核戦争をテーマにしていたかと思います。そして、主人公が明日、核戦争で人類の終末を迎えようとしても今日という日をベストを尽くして生きるという内容のせりふだったと思います。いつまでも心に残る、人生の中でふと思い出すことばになりました。T

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