多田農園通信2022年4号

多田農園通信2022年2月号
多田農園通信2022年4月号
加工品開発チーム

今年も加工品の研究開発に取り組みました。現在貯蔵中の野菜やぶどうを使い、15年ほど前に購入して使わずにいた業務用の野菜乾燥機を稼働させて試作品づくりをしました。宿泊者の食事用や次期の冬場の仕事づくりのための商品開発です。今回はピノ・ノワールのレーズンや切り干し大根、りんごの乾燥など、3人の女性スタッフがアイディアを出しあいながら作ってくれました。乾燥野菜や果物は、水分が蒸発して無くなりますが、栄養分は凝縮されていて添加物もなく、大変、健康にいい食べ物です。切り干し大根は、朝食用おやきに入れる予定です。乾燥野菜は電気代をかけずに保存でき、まさにエコな食品だと思います。今年は、乾燥野菜のアイテム数を増やして様々な活用ができればと思っています。T

上川管内農業法人ネットワーク総会

3月4日、旭川で上川管内農業法人ネットワークの総会、特別研修があり参加しました。管内の農業法人関係者のみなさんとは、会うのが一年振りでしたが、元気な様子でした。また、特別研修では農水省から4名が講師としてお越しくださいました。そのなかでも農林水産省農政局企画課水田農業対策室長の木村さんからは、水田関係の諸々のデータと今後の施策について詳しく説明があり、それに対しての質問も数多くありました。米の消費量は年々減少しており、今後少子高齢化によりさらに減少して作付面積の調整が必須となっています。また、米価も市場経済のなかで決められるようになってから久しく、コロナの影響で外食産業等の縮小の影響で生産コストと同額の販売価格になってきています。営農を続けるためにも国の支援と営農形態の変革が求められてきています。農業就労人口もこの20年間で半分以下に減少しており、さらに高齢化は減少に拍車をかけています。食料安全保障の観点からいうと日本は、まったく見通しのないあやうい状況であることはいうまでもありません。飽食の時代が長く続き過ぎたため、国も国民も鈍感になってしまいました。お金を出しても外国から買える時代はもう過去のことだと認識しなければならないと思います。T

春がそこまで
ビニールハウス

3月8日、今年も農園の小さなビニールハウスを作りました(写真▲)。この日は無風でハウス掛けにはちょうどいい日でした。このハウス内では、今年も無農薬野菜を作って宿泊のお客様の食事用と自家消費用に栽培します。このハウスづくりで今年の農業が始まるという実感が出てきます。T

ぶどうの剪定枝
ぶどうの剪定枝

昨年秋に剪定したぶどうの枝を50cmくらいの長さに切る作業を始めました(写真▼)。大量の剪定枝ですが、この枝を炭化してぶどう畑に戻そうと思っています。ぶどうの剪定枝も畑に還るのが一番いいことなのでしょう。そのためにも少し燃やして病害虫を処理して炭の状態で畑に返すとそこが大切な微生物の棲家となりいい微生物の繁殖につながります。循環農業という意味からも試してみようと思っています。T

農業のおはなし

3月11日、富良野緑峰高校園芸科の農業講演会の講師として行ってきました。富良野緑峰高校は、平成11年に旧富良野工業高校跡地に新築されて農業、工業、商業系の学科が集まった新たな高校としてスタートした学校です。富良野までは農園から車で20分ほどですが、校舎内に入るのは初めてでした。大きなガラス温室があり4階建ての校舎にはエレベーターがありました。また、併設して富良野農業特別専攻科があり、新規就農者等の学びの場ともなっています。校庭から見る景色は、いつも見慣れている富良野盆地内の景色ではありますが、校舎との融合がすばらしく感動するほどでした。すばらしい環境のなかで生徒たち学んでいるのだと感じることできました。テーマは「農業、農村を楽しむために」ということでお話をさせて頂きました。1,2年生40名の生徒のみなさんに約一時間、話をさせていただき、その後、質問を受けました。すると10分間の質問時間をオーバーして20分ほど質問が出されました。それもいい質問が多く出され、担当の先生も驚かれていました。私もお陰様で楽しい講演会となり感謝でした。その後、北海道新聞に講演会の記事が掲載されました。T

掲載新聞
消防訓練

3月23日、先月に続き農園で消防訓練をしました。今回は、消火器の使い方訓練です。地元消防署から2名の署員に来ていただき、水が入った訓練用の消火器を使って全員が行いました。孫も一緒に体験しました。消防署の車両にも載せて頂き、ふたりの小さな孫たちは大満足でした。T

上富良野軽トラ総会

3月22日、かみふらの軽トラ市の総会が開催されました。現在、20代から70代までの男女15名が参加しています。特に30代から40代が半分を占めています。コロナ下でここ2年間は十分な活動はできませんでしたが、それでも地元スーパー2か所に直売コーナーを設けて野菜や加工品などを販売しています。また、食育活動として地元の小学校2校で8名の会員が授業を行い、農園での受入れを行って地域貢献を行っています。コロナが収まることを願いながら、積極的な事業計画を承認して総会を終えました。T

北海道中小企業家同友会

3月23日、北海道中小企業家同友会の会合に出席してきました。話題提供者は、旭川市役所の職員の平島さんでした。平島さんは、公務員の仕事とは別に活動をしている食事提供や学習支援の取組みを紹介しました。食事を削って大学生活をしている学生さんに市内25店舗の協力を得て一般、企業などからの支援金で食事を提供する取り組みや、子供達におにぎりとみそ汁などを週に一回提供して学習指導にも取り組んでいます。公務員なのでビジネスはできませんが、仕組み作りは優れた内容で感心するとともに大変参考になりました。T

冬の思い出

3月21日、標高約1000メートルにある十勝岳温泉の凌雲閣の屋外でのイベントに宇都宮から来ている孫たちと参加しました。この日の会場はあいにくの吹雪で悪天候でしたが、雪に慣れない孫たちが果敢に雪と闘っていました。孫たちは、2歳と4歳の男の子なのでこのイベントに参加するには少し早すぎたのですが、ふたりとも雪にも負けず、無事、凌雲閣温泉に戻りました。小さな孫たちは終わって帰宅したころには、ひと回り大きくなりたくましくなったような気がしました。また、冷たくても澄み切った空気を胸いっぱい吸って畑の中を歩き、大きなトラクターに乗って豪快に雪の中を進む様子を真剣な眼差しで見ていました。さらにハウスで野菜の種まきも体験しました。小さなスコップで土を耕し、白かぶなどの小さな種を一粒ずつ、ていねいに蒔いて水撒きをしました。芽が出て生長する様子を写真にして送って上げようと思っています。そして収穫した野菜を送りたいと思っています。T

編集後記

3月中旬になると陽ざしも暖かさを増し雪解けが一気に進んで、自然はやはり偉大だと今さらながら感じています。毎年、春を迎え経験していながら今年の春はなぜか強く感じてなりません。とても21世紀の出来事とは思えない世界を震撼させる衝撃的な映像が日々送られています。一刻も早い収束を願うばかりです。また、コロナが収束していない中、あらゆるものが値上がりを見せています。農園の仕入先からの二けた台の値上げも珍しくはなくなりました。小麦粉の価格がどんどん上がっていると報道されていましたが、食料不足が近づいているような気がします。昨年の日本の食料自給率は、カロリーベースで37%でした。世界の状況によっては、食料を海外からお金で買えない時代がくる可能性も現実味を帯びてきたように思われます。農業を食料問題として捉え自給率100%を目指す時期にきていると感じています。T

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