《お客様インタビュー 2》くまげら様(食事処: 富良野市日の出町3-22) ★にんじん購入

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「ゲルソン療法をくまげら流にアレンジ。
他の野菜はもうミックスしないで、にんじんだけ。
これが一番効きそうだということで」

お話・写真: くまげら初代店主 森本毅(もりもとたけし)さま

くまげら

『北の国から』ファンや観光客に有名な、富良野市の食事処くまげらさんに行ってきました。初代店主の森本毅さんは、3年前から多田農園のにんじんを自家製ジュースにしてご愛飲いただいているとのこと。きっかけは、病気(大腸ガン)を患った時に読んだ本だったそうです。お店の名物料理 山賊鍋と、くまげらオリジナルの日本酒 潤薫をいただきながらお話しをうかがいました。

―さっそくですが、にんじんをどのように摂っているのですか?
「これ500ml(入るペットボトル)なんですけど、この瓶に(にんじんを搾って)全部冷凍してるの。で、多田さんのにんじんはね、無農薬もしくは減農薬ですから、非常に傷みやすい。傷みやすいんですよ(笑)ていうことは、結局なんでもそうだけど、最近って傷まない食べ物が多いんです。冷蔵庫に入れて置いてね。普通だったら、昔の食べ物ってのはだいたい1週間すると、どんなものでも傷んでくる。今、1週間で傷むものって、ないでしょ。ていうことは、トリックがあるんです。だから、虫の食う葉っぱだとか、それから実なんか腐れやすいのは、これは本物なんですよ」

―我家でも多田農園の冷凍のにんじん搾りを、毎日飲んでいます。
「へー、冷凍があるんだ。私は、もう毎日これ1本飲みますよ。はじめ、もっと飲んでいたんですよ。あのゲルソン療法の本には、1日2リットル飲めって書いてあったかな。2リットルてのは、これもう大変。いや、胃がもう逆にまいっちゃう。それで、私、その時はいろんな生野菜をミックスしてやってたんだけど、そのうちにだんだん横着になってきて、にんじんだけになった(笑)。かえってそのほうがいいかもしれない」

―いつ頃から始められたのですか? 「私…3年目くらいだね。で、ああ、私の病歴を言っておきますね。全部データとってあるんですよ。1番最初にね、大腸ガンやったの。2007(平成19)年6月14日。この時―たまたまなんでもなかったんですけどね―周りが直腸ガン(になった人)が多くて。それで、上からはたまにカメラ検査するけど、下からはしたことないから、じゃあやってみようと思って(検査を受けに)行ったら、ポリープ が7つありまして、で、その中のひとつが異常にでかくなってて、で、これはおそらくガンだろうと、Dr.はそのまま言いましたよ」

―その結果、食事療法を試してみた。
「多田農園のにんじんで生きのびた(笑)で、結局その時に半年くらい抗ガン剤のやさしいやつを飲んでたのね。それでDr.は、このへんでそろそろ普通の生活に戻っていいよって。そのDr.は(私の酒量を)よく知らなくて言うから、毎日5合ぐらい酒呑んでた(爆笑)。でね、私ね全部オープンにしてやってるから、多田さんとめぐり会ったときに、こういうゲルソン療法って本があるんだけど、ちょっと読んでみたらって話で。読んでみてその通り食事療法始めたんだけど、あれゲルソンさんはすごいよね。絶対できないよ、あれ(爆笑)。その後に違うもっとやさしい本が出てきて、それ読んでたんだけど。で、くまげら流にアレンジして、他の野菜はもうミックスしないで、にんじんだけ。これが一番効きそうだということで。だからあの本に書いてるのは、基本的にガンに効く薬はないと。して、今の近代医学の中で欠落してるのは、栄養学と代謝の問題。だから、そういうことはいっさいやらない。私もあんまり信じる方ではないんだけど、まあとりあえず試してみるかという感じで。で、にんじんは体にいいもんだと思ってるから。ところがね、はじめにんじん、ジュースにするでしょ。カスが残りますよね。これね、もったいないなと。私昔の人間なもんだから。なんでももったいないってなっちゃうんで、それをある程度入れて、飲んでたの。そうすると、今度ね胃がだめになっちゃう。消化不良起こした。それで、私はそれをやめて、純粋に搾ったやつと、1回搾ったやつ(搾りカス)を(ミキサーに)戻してもう1回搾ったら、トローッとした感じの液体が出るんで、それと混ぜ合わして。それでも(最初の液体の)1割もでないかな、そうやっても。うん。飲んだことあります?飲みやすいでしょ?」

―(試飲させていただき)あ、トロッとしてます。多田農園のとはちょっと違って。
「うん、うまい(笑)くまげら流の」

―そして、その後の経過は…
「それからまもなく、2回目やったのが、普通の生活に戻って、2009年の7月。2年はたってるね。で、結局今度肝臓を3分の1取りますと。3分の1カットしたんですよ。あれ1年ぐらいしたら、もとに戻るんだよね。私の場合、臓器そのものが悪いんでなくて、ただ勝手にガンが付いたから、だからそれ取っちゃえば普通でしょ?だから、私手術して悪いとこ取っちゃったら、帰ってきてその晩から普通どおりに働いてるからね。安静はとらない。だって、機能自体は落ちてるわけでないから。で、皆ガンでまいるのは、精神的にまいるんで。私、悪いやつ取ったから(笑)」

―検査などは… 「3ヵ月に1回の検査で、再発がわかったわけね。数値がワーッと上がってきて。ていうことは、早くすりゃいいわけでしょ。だから、今1ヵ月に1回チェックしてる。でも、考えたらさ、数値が上がってき

た時は、ガンになったってことでしょ。だから、その前にほんとは見つけなきゃだめでしょ。なる前にね。だいたい大腸の場合はポリープが1年に5 mm 位成長するそうなんですよ。ですから、早い人で1年半チェックしてれば、ポリープのうちに取れますと。ガン化する前に。私の場合は、2〜3年はいいんでないって(Dr.が)言うから、きっと年齢によって成長が違うんでない?私は多分2年半は大腸と肝臓ではガンにならない」

―では今は?
「1ヵ月に1回血液検査と、それからあとペット検査とCTを1年に1回やってます」

―お仕事をしているからでしょうか?前向きです。
「これね、うん。商売ありがたいもんでね、そういう雑念がね、頭に残らないんで」

―普通ならついクヨクヨしちゃいます。
「でも、どうだろ。いろんな事を、その間自分で勉強しますしね。このにんじんジュースもそのひとつなんですけど。他のものもいろいろ私の所に送りつけてくるんです。これどうですか?良かったら飲む?って。ただの水じゃないかってのもあるしね。じょうたんでない。うちの水は、下から汲み上げた地下水ですからね。1年に1回は水質検査をするんです。でね、成分はミネラルいっぱいのね、ものすごい良い水なんです。ただね、あまりにも良い水過ぎて、味がないんですよ。クセが全然ない。あれ、中富良野の水道、あれはね水源がものすごい良い水ですよ。あれはね、富良野より雑味があって。ここの水より、むこうの方が味がある。うまいですよ。中富良野、水道水といえども、うまい」

富良野
―ではここは地下水で塩素殺菌もしていない。

「いや、ない、ない、ない。倉本さん(『北の国から』の脚本家、富良野市在住)に俺、話したことあるんだよ。トイレの水は地下水で、口に入れるやつは塩素入れてやってるんだって言ったら、お前それは反対だってね。トイレの方はあんなの塩素使ったやつでいいって。あれは流し水に使って、そして何も入ってない地下水でやるべきだって。それもそうだなって」

森本さんは、半年前の検査で異常はなかったとのことです。それでも、自家製にんじんジュースは、今でも飲み続けています。
インタビューの合間にも、地元素材のお料理や日本酒づくりのお話など、盛りだくさんの濃いひとときでした。森本さんの食とお酒に対するこだわりや情熱をひしひしと感じました。病も逃げ出してしまうバイタリティーは、ここから来ているのかもしれません。お客様やスタッフから何度もお呼びがかかる忙しさの中、本日は貴重なお話しを、ありがとうございました。

注意)食事療法の効果については個人差があり、必ずしも結果が得られるとは限らないそうです。
参考書籍:『ガンと闘う医師のゲルソン療法』星野仁彦著(マキノ出版)

食事

[左]山賊鍋(エゾシカ、鴨、鶏肉入りの鍋)
[右上]昔の玉ねぎとにんじん(キャロシー)の
味噌漬け
[右中]富良野の酪農家がつくったチーズ
[右下]しろうさぎ(じゃがいも入りソーセージ)